続・一桁万円できっちりNAS

【KB】サーバーあれこれ

先月の出来事でしたが、漸く落ち着いてきたので記事にしたいと思います。しばらく更新が無かったのは、ドラクエのせいだけでは無かったのです。前の記事でレポートしました一桁万円で設置できちゃうNASが、なんと…壊れてしまいました。というよりNAS自体は生きているのに、NASとの通信が出来ない状態に。Terra Masterのサポートセンターとあれこれやりとりして、リモートでも色々お手伝いしてもらったのですが…ダメでした。無償修理の対象ではあると言ってくれたものの…オフィス内の業務がもはや完全にNASに依存しており、業務に支障が出る状態なので、思い切って買い換えることを決意しました。このハプニングとそれに続く一連のトラブル、後二つの記事を生むことになりますが…アップされたらリンクを張るなどしてこちらの記事も更新しておきます。

2号機からが本番

同一モデルは生産終了していたので後継機のF4-220をチョイス。こちらはメモリが2GBにアップ(そして拡張可能)、プロセッサもIntel製のデュアルコアという豪華仕様。普通にWindows Server OS走らせちゃいそうです。同価格帯では他にも色々NASはありますが、このスペックでは破格です。早くも壊れた1号機の傷が癒えそうな勢い…

外箱。それなりにしっかりしていて、初期型購入者としては不思議な感動がある…

 

開封の儀

本体以外に、トレイに貼るシール、ペラ一枚の説明書、ケーブル類など。ちょっと面白かったのが、スクリュードライバーが付いている点。しかもきちんと先端が磁気を帯びているタイプで、ビスが安定します。本体下部のゴム足の予備が付属しているのもポイント高いです。

箱の中身

トレイは初期型の豪華仕様から一変して、樹脂製に…初期型のトレイのずっしり感が気に入っていただけに、ここはちょっと残念。せめてカバーだけでもアルミ製にして欲しかった。ただ、機能面では樹脂製で全く問題ないので、これでコストダウンが図れているのなら良いことではあるのですが。

トレイのカバーの一部分のみがアルミ製

本体は、初期型からファンが一機増設され、二機に。筐体が既にオールアルミなのに、これはなかなかの豪華仕様。「絶対熱籠もらせないマン」である。本体の袋を閉じるシールにTerraMasterの文字がプリントされていて、初期型のパッケージングより全体的にちょこっとだけ高級感が増した感じです。

本体がスペックアップしたのでファンも二機に

トレイがそうであるように、筐体のフロントパネルは樹脂製だが、筐体自体はオールアルミの筒になっている。二機のファンと併せて排熱性能は凄く期待できそう。

嬉しいオールアルミ仕様

なお、筐体が横向きになったので、初期型と比較すると場所を取るようにはなってしまった。ちょっとしたものなら上にのせてしまってもかまわないとは思われるので、大したマイナスポイントでは無い。初期型に付いていた持ち運び用の取っ手はリストラされてしまいました。おしゃれだったけどNASって頻繁に持ち運びするものでも無いですからね…

組み立てた状態

中を覗いてみると、HDDトレイ四つなのにポートがもう一つ分ある。同社からHDDトレイ5つのDAS(いわゆる外付けハードディスク)が出ているので、おそらくそちらと同じ基板を共用する形にしたのだと思われる。5つめに2.5インチとか差し込んで動作するのかは不明。トレイは無いものの、2.5インチならなんとか筐体に収まりそうなので、今度遊んでみようと思います。

最右に、通常使用では使うこと無いSATAポートが…

日本語がちょっと可愛い注意書き。メールサポートも含め、完璧な日本語では無いが、コミュニケーションには支障のないレベルではあるかと。

まー、わかれば良いのです

実際に起動してみて…

1号機のハードディスクをそのままお引っ越しさせて、全く同じ構成で組んでみたのだが、2号機はディスクアクセス速度が飛躍的に上がっている。ここはさすが物理メモリ2GBの余裕というところだろうか:RAID10構成で、毎秒100MBの通信速度が安定して出るし、応答速度も申し分ない。個人的には、内蔵アプリケーションにあまり使えるものが無かったのが残念なところだが、この価格帯でこの性能なら、アプリの少なさは我慢できるところ。

なお、少々余談になるが、1号機の故障の原因究明から、2号機へのお引っ越しまで、手取り足取りリモートでサポートをしてもらいました…サポート契約を結ばずに、ここまでやってくれるところはなかなか無いのではと思ったので、感謝の気持ちを込めて特筆しました。

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ハードディスクは下記のタイプにしました。NASに使うハードディスクは、常時つけっぱを前提としたチューニング、振動対策が施された専用のものが無難。保証期間が3年と、ちょっと長めになっているのもポイントです。不良ロットを引いてしまうと四枚全てが不良というリスクから、別会社(というより別ロット)のHDDで構成したがる方もおりますが、果たしてどこまで真剣に考えなければいけないリスクなのかは、ハッキリしません。

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コメント

  1. 774 より:

    まず、そんな簡単にNASって壊れるものじゃないです。
    何台か買ってますがreadynasもqnapも5年以上どれ一つ故障してません。
    最近出回るようになったsynologyも当然故障してません

    amazonなどの評価を見るとHDDを破壊していくなど不具合が目立ちます。
    海外のサイトでも同様のトラブルがあるようなので信頼性は低いと思います。
    まだ技術がこなれてないんでしょう

    そんなトラブルの出まくるとこの製品を、故障という一度痛い目を見たのにまた買うとか正気の沙汰じゃない
    さらに業務に使うなどとんでもない
    その内技術がこなれてくればこういったトラブルは減っていくと思われますが・・・

    今これを買う理由は安いというだけで、個人用とでも怖いのに業務ではとても使えたものじゃないです

    • 管理人 より:

      774さん、コメントありがとうございます。私も、NAS本体はそうそう壊れないという認識でいたので、少々驚きました。が、少なくとも同様の事象はネットを見ても報告がなかったので、単なるハズレかな…と、とりあえずは考えています。夏期休暇も兼ねて、オフィスを一週間ほど空けており、たまたま確認しに戻ったとある木曜日、壊れている(というより、活きてはいるがLANポートが立ち上げ数分後で落ちる)ことが判明。原因についてはもはや推測しかできませんが、「一度壊れたからもう買わない!」というのは早計だと個人的には思います。2代目も壊れたらさすがに考えますが…

      なお、Amazonの評価では、「HDDを破壊していく」と言った記述は見つかれませんでしたが、どのレビューを参考にされましたでしょうか?初代からRAID10&Ext4で使用しておりますが、HDD(赤WD)の交換は一度も必要ありませんでした。

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