現在市場には治験・臨床研究の様々なプロセスを電子化するソフトが出ております。弊社が主に技術サポートを行っている「EDC」のみを見た場合でも、一週間のトレーニングのみで運用開始できる手軽なものから半年間の導入期間が必要なもの、早期臨床試験や製造販売後臨床試験に一点特化したもの、幅広いタイプの試験で使えるもの、無料で使えるものから大変高価なものまで、様々です。EDCに関しては、万能というものはありません。機能性・拡張性に優れたEDCほど、導入までに組織内で役割や責任を明確にしていなければならない場合が多く、シンプルなEDCでは、ややこしいデザインの研究の場合に運用の大部分を紙ベースで代替するなどの工夫を強いられます。
どのようなEDCを導入しても、当事者全員がシステムと利用環境の両方を熟知していなければいけません。技術サポートを提供するにあたっても、導入先のキャパシティにあったサポートが必要ですし、導入先自身も、時間も人員も割いてソリューションと一緒に育っていくことが必要となってきます。EDCを買うことは、すなわち飼うことだと考えております。データマネジメントにもつなぎなわが必要―その想いで「Tethered Data Management」から先頭2文字ずつを取って、「株式会社TeDaMa」と致しました。
皆様のご期待に沿えるよう邁進してまいりますので、ご指導お引立てを賜りますようお願い申し上げます。
2015年11月
代表取締役 アーノルド フランク ローレンス