本稿では、WebCRFの表記を変更する方法について解説します。前提条件として、Windows管理者権限を有するアカウントでWindowsサーバー上で作業が行えることと、ならびにMS Excelがサーバー上にインストールされている必要があります。
バックアップをとる
今回の作業内容は、Promasysのデータベースに対してでは無く、WebCRFの表記の情報が入っている「PSE」というデータベースです。そのため、作業のリスクとしては低め(最悪Promasysをインストールし直せば既定値の復旧は可能)ではありますが、作業前にバックアップをとっておくことを推奨致します。インストールし直すとなると種々の弊害は避けられないことと、過去にPSEに対して変更を加えているものも全てリセットされるためです。
ショートカットを作成する
今回の作業では、ショートカットを用いて「ExtractMessages.r」というプログラムを起動します。
サーバー上で、Promasys 7.x local hostのショートカットをコピーし、「Extract Messages」などの名前を設定する。右クリックから、プロパティを開き、下記の通りに内容を書き換える。
「Target」にOpenEdgeのprowin.exeを指定し、例の通りに引数を入れる(prowin.exeのパスは実際のものと置き換える)
例:C:\Progress\OpenEdge\bin\prowin.exe -pf Startup.pf -basekey INI -ininame promasys.ini -T %temp% -db webcrf\database\pse -ld PSE -1 -p Tools\ExtractMessages.r
「Start in」にデータベースフォルダを指定
例:C:\Promasys\7.4\
データベースフォルダの直下にconfigurationフォルダを作成し、そこにPromasys_Translations.xlsmを配置
例:C:\Promasys\7.4\configuration
PSEを止める
PSEが起動中の場合ですと、書き換えが行えませんので、OpenEdge ExplorerからPSEを止めます。
ショートカットを起動する
ショートカットをダブルクリックして、PSE書き換えを行います。
コメント