先月リリースされましたPromasys 7.2.1の主な新機能と改修点、ならびに現時点で判明している不具合です。
追加される主な新機能
- SDTM出力(オプション):OmniComm Systems, IncのTrialMasterのSDTM出力機能が、Promasysから利用可能になりました。Promasysのいままでの機能と異なり、利用に際してはSQLの知識が前提になります。また、別途トレーニングの受講が強く推奨されます。
- エディットチェックのポップアップ:各種インターフェイスにおける、エディットチェックトリガー時のポップアップの表示・非表示が設定できるようになりました。非表示にすることで、エディットチェックがトリガーされても入力が中断されません。個別のプロトコルでの設定は不可で、システム全体の設定になります。
- パフォーマンスの向上:iPadおよびWebCRFにおいて、大量のデータ(被験者数が多い場合の被験者一覧や、項目数の多い入力画面)を表示する場合のパフォーマンスが大幅に向上しました。
- 欠測値の入力の簡略化:全てのインターフェイスで、アクティビティの値に「!」や「NO」(未実施・欠測を意味する)を入力すると、下位の測定項目(パラメータ)が自動的に「!」に変更されるように設定できるようになりました。個別のプロトコルでの設定は不可で、システム全体の設定になります。注意:現在Chrome及びFirefoxで本機能を利用すると、WebCRFがフリーズする不具合が発生しております。次期リリースの「update 1」にて改修されます。
改修された不具合
- WebCRFにてYES/NOまたはVOIDタイプのイベントの削除および特記事項・クエリの発行ができない不具合が改修されました。
- その他システムの安定性が向上しました。
現時点で判明している不具合
- レポート出力時に表示が崩れる不具合が報告されております。ご利用の端末上で前バージョンの「pmsreport70」というフォントが原因の様で、「C:\Windows\Fonts」内の該当フォントを削除することで改善されます。WebCRFのレポートで表示が崩れる場合は、サーバー上でフォントを削除する必要があります。
- Chrome及びFirefoxで上述「追加される主な新機能」の「4」を利用すると、WebCRFがフリーズする不具合が発生しております。次期リリースの「update 1」にて改修されます。
- WebCRFのレポート出力機能のExport Measurements and Timepointsで、電子署名情報が出力されません。次期リリースの「update 1」にて改修されます。
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