バージョン7.4

PROMASYS

本日より弊社にて提供開始となりましたPromasys 7.4の主な新機能と改修点です。

追加される主な新機能

  1. 基準値:過去のバージョンにおいて、臨床検査値等の基準値にはLimitsで上限下限を設定出来ました。本バージョンからは、基準値は個別の被験者の測定項目単位で持つようになります。入力データとセットで、そのデータの基準値が格納される、という作りです。Limitsで設定した基準値は、個別の測定項目に「規定値」として展開されますが、たとえば検査会社がHL7形式で臨床検査測定結果を送付した場合、そのHL7に含まれる基準値で上書きされます。
    また、基準外値の場合は各種入力インターフェイスで「H、L、A」のフラグが表示されるようになります。フラグをクリックすると、該当する基準外値が臨床上有意であるか否か(CS/NCS)が入力できます。
    この変更にあわせて、症例報告書やクエリ一覧などの各種レポートにも基準外値フラグが印字されるようになりました。
  2. 電子署名のルールの変更:上記の変更に伴い、基準外値はCS/NCSの入力が行われていない限り、電子署名ができない仕様に変更されました。また、回答待ちクエリ(新規発行クエリ)ならびに確認待ちクエリ(回答済みクエリ)が発生している項目も、電子署名ができない仕様に変更されました。
  3. フォントサイズの変更:ユーザー設定(メニューのOptions >>> Preferences)からPromasysのコアインターフェイスのフォントサイズが変更出来るようになりました。
  4. データ取り込み機能の強化:CSVファイルからのデータ取り込み機能が大幅に拡張されました。
    • 取り込みファイルの値が入力済みの値と同一の場合は、該当する値の取り込みをスキップ。
    • 予定外イベントの取り込みも可能になりました。予定外イベントのフォームが生成されていない場合は、自動的に生成されます。
    • 特記事項も取り込み可能になりました。入力値と特記事項を「|」で区切ると、取り込み時に正しく処理されます。入力値・特記事項の区切り文字は、Data Importのインターフェイスで変更出来ます。
    • 取り込み時に、入力値を一括して署名することが可能になりました。
  5. MedDRAコーディング:本バージョンから、SOCとPTに加え、HLGT、HLT、LTも表示・格納されるようになりました。また、コーディング時にCTCAEグレードも指定できるようになりました。

改修点

  1. WebCRFの表示が、ズームなどにより崩れる事象を改善。
  2. フィルタがかかっている状態で、ページ最下部の項目のエディットチェックが正しく表示されない事象を改善。
  3. その他システムの安定性が向上しました。

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