文書管理はじめました

文書管理

一部の方々には既にご連絡させていただいておりますが、このたび英Kingslakeの主導のもと、米Aureaの文書管理プラットフォーム「NextDocs」の日本国内のサポートに関わらせていただくことになりました。国内の技術的なサポートはいままで通りソフトウエアに詳しいスタッフが従事し、株式会社TeDaMaでは技術的なサポートの範囲外になるものについて、NextDocsの導入先と米Aureaの間の橋渡しをしたいと考えております。限定的なかかわりではあるのですが、国外企業が国内においてサービスを展開する際にぶち当たる様々な「壁」に梯子をかけるような仕事が出来ればと思います。

文書管理プラットフォームってなんぞやと思われる方々も多いと思いますが、臨床試験・研究の計画・実施・解析・報告に際してやり取りされている様々な文書の流れを明確にするためのツールです。例えば、試験には計画書の作成がありますが、第1版が出るまでに様々な人が意見をします。フィックスされた後も、状況に応じて計画書の変更は起こり得ます。変更が行われた場合は誰かがハンコを押します。文書管理プラットフォームでは、こう言ったプロセスを一元管理します。適切な権限をもったユーザーだけが編集、印刷、承認できるようにして、フィックスされていない版の紙媒体が出回ったり、異なるドラフト版が複数発生したり、フィックス前のものが誤って審査委員会に提出されたりする事を防ぎます。

日本だと欧米に比べ、意外に出回っているものが少ないのですが、機能・想定している運用規模・特化している業界等々、様々です。NextDocsの場合、Clinical、Quality、Regulatoryの3タイプのモジュールがあり、それぞれ異なる機能が提供されています。適切な文書管理はデータ管理と並んで重要ですので、この仕事を通じて視野を広げていきたいと考えています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました