新しいVAIOとWindows 10と

雑記中の雑記
箱も全力でオシャレを頑張っています。

まだVAIOがソニーだったころから、VAIOは10型のType T、長財布型の異端児Type P、ボードPCのVAIO L、そして4年ほど前、ソニーストアのアウトレットで購入したVAIO Z(途中から形式の前に「Type」とつかなくなる)の4台を愛用してきました。Type Tに至っては、キーボードの手垢がスクリーンに転写してしまうほど使い、Type Pは、バックライトにムラが出来るくらい、使い込みました。特にType Pは当時としてはまだまだマイナーだったSSD128GBを搭載し、メモリも2GBと、サイズの割にはなかなかの化け物だったので普通にメイン機として使用しておりました。CMでやっていたように、後ろのポケットにも入れて持ち運んでおりました。CMでは自虐ネタでしたが、普通にすっぽり収まり、落ちそうで危なっかしいなどということも一切ありませんでした。

 

…ですが、滅茶苦茶高かったです…25万くらいだったと記憶しております。しかも、標準搭載のWindows Vistaがとてつもなく重たいOSで、パッケージ版のWindows 7 Professionalを買い足す羽目になりました…メイン機として使っていたのは、もしかしてメイン機を買うお金が残っていなかったからだったのかも知れません。

続くVAIO Zは、性能的には可もなく不可もなくそこそこ、筐体はチャコールブラックでカッコいいのですが見るからに脆そうでした。ちょっとやそっとでスクリーンがお陀仏になりそうな感じで扱いには結構気を使います。実際のところの強度はよくわからないのですが、見た目の頑丈さも大事だな、と思うようになった一品でした。VAIO Lは今でも現役です。最近ちょっと怪しいですが、パーツ事態はなかなか頑丈でCPUファンを交換すればあと5年は頑張れそうです。交換品が見つかれば…ですが…

ということでVAIO S11

VAIOがソニーから分社化してからの初VAIO。正直、分社化した時点で、次はパナソニックかな…と思いつつ様子見していたのですが、やはり気になるので定期的に評判を確認…分社化前と変わらない評判だったので結局買ってしまいました。種類も選べるオプションパーツもソニー時代に比較して少なくなりましたが、ソニー製VAIOはあれもこれも手を出しすぎて自滅をしたのでしょうね…ソニーファンならだれでも頷くだろうと思いますが、最盛期のモデル数は恐ろしかった。CPUはi5、メモリは8GB、LTE搭載の構成にしました。本当は白が欲しかったのですが、天板の色が選べるのが低スペックモデルのみなのが残念でした…

箱も全力でオシャレを頑張っています。

箱も全力でオシャレを頑張っています。

これまで使っていたVAIO Zが13インチと、少々大きいので一回り小さい11型をチョイス。出張回数はそこまで多いということはないですが、遠いところばかりなので、膝上でもちゃちゃっと仕事が出来たほうが何かと便利。Zは出先で使うには問題ないが、移動中はデカ過ぎでした。新幹線や飛行機のテーブルだとギリギリで、やり辛い。フルHD解像度の場合、普通だったら11インチは目にきついのですが、そこがWindows 10ではうまい具合にフォロー出来ていて、標準でパソコン上のすべてが150%の大きさで表示される様になっていた。デカデカし過ぎていたので結局125%まで落としましたが…

尖ったところがなくなった

VAIOって、どれもこれもとにかく独自仕様のソフトウエアがてんこ盛りに入っていたのですが、これも分社化してからの改革の一環なのか、すごく「フツー」な感じになりました。謎ボタンは無いし、タッチパッドもWindows 10準拠でソニー製VAIOにはそれまであった独自のタッチパッド操作はすべて廃止。その他のごちゃごちゃしたソフトも、今回は法人モデルなので一切なし。タッチパッドで指をクルクル回してスクロール出来なかったのは少々残念に感じたものの、Windows 10の標準機能が優秀なので慣れればどうということはないです。タッチパッドはボタンが独立していない(クリックする部分もタッチパッドとして反応する)タイプで、二本指同時タップが右クリックになるため、正直ボタンを使わなくなります。

注文時のWebの画像ではわかり辛かったのだが、天板が大人しい質感のダークグレーで期待以上

注文時のWebの画像ではわかり辛かったのだが、天板が大人しい質感のダークグレーで期待以上

コネクタは下の画像の通りで、映像出力は割り切ってVGA端子のみでHDMI端子は無し。ここは賛否ありそうです。一応、USB-Cが付いているので、そこにHDMI変換ケーブルを接続すればいけないこともないのですが、性能面ではあまり期待しないのが吉でしょうか。サブ機と割り切っている仕様なのでしょうね。有線LAN接続端子のカバーのヒンジにはバネが仕込まれていて、ケーブルを抜いていると自動でカバーが閉じる用になっています。使うシーンが限られているので、有線LANはUSBかUSB-Cで代用して、こちらにはHDMI端子を付けてほしかったという気もします。

本体右側のコネクタ部;左側は電源、3.5mmジャックとUSB端子もう一基

本体右側のコネクタ部(USB端子隣にSDカードスロットもあり);左側は電源、3.5mmとUSB端子もう一基

バッテリー持ちに誇大広告はなし

本当に持ちます。普通に文字打ち等の仕事をしていれば、充電なしで7時間たってもまだ余裕があり、日帰り出張なら充電器を万が一忘れてしまってもまったく問題ないレベルです。今現在も照度50%の設定で1時間半程度使っている状態でバッテリー残量は83%とのこと。VAIOに限った話ではないですが、ここ数年の省エネ化の飛躍的な向上は素晴らしいですね。

デザインはなかなか考えられている

VAIO Type Tのスクリーンに手垢を転写させてしまった身としては、スクリーンとキーボードの間にクロスを敷きたくなるのですが、VAIO Zには付いていたクロスが、このS11には付属されていまぜん。開封したときは、少し不安になりましたが、いじってみたら納得できました。キーボードとスクリーンが接触することが不可能な構造に見事になっています。単純に「触れない」というだけならどんな機種もそうなのですが、閉じた状態で本体中央を押したくらいでも、接触しないくらい余裕があります。

タッチパッドの位置が中央から少し左に配置

タッチパッドの位置が中央から少し左に配置

キーボードも、大きな手でも問題なく打てるくらいのピッチは確保されているので、VAIO Zから乗り換えても窮屈さを感じません。タッチパッドも、中央に配置されているのではなくて、若干左寄りになっているので、操作がしやすいです。特に移動中は、VAIO Zのタッチパッドの位置が(筐体のそもそもの大きさも相まって)ストレスだったので、地味な改修ではありますが、大変ありがたいです。

Windows 10は慣れるしかない…

法人向けなので、Windows 7モデルも選択できたのですが、お客さんでWindows 10を使っている方々も少しずつ増えていますので、勉強の意味も兼ねてWindows 10 Proにしました。Proにしないと、Windows 10のアップデートがほぼ強制的に行われるのも当然困るが、リモートデスクトップ接続を使用するためにもProが必要。使ってみると…慣れればどうにかなるという感じではありますが、何故にこうも毎回顧客の生産性を奪おうとするのだろう。特にコントロールパネルは新旧混在していて、「新しいコントロールパネルを作ってみたけど、全機能を持たせられないまま発売日が来てしまいましたごめんなさい!」という感じです。Windows 8からあった、デスクトップアプリとストアアプリの混在も一般のユーザーにはややこしいだけなのでは?ただ、悪いことばかりではなく、前述のタッチパッドの機能を標準搭載したのは評価したいです。マイクロソフトアカウントを使用することに付加価値を持たせているのも、最初は違和感がありましたがよくよく考えてみたらGoogleもAppleも(Playstationも)大分前から同じ路線なのに、汎用品でなければいけないというプレッシャーからマイクロソフトだけが乗り遅れていたのかも知れませんね。

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