「BIO KOREA 2017」出展のご報告

イベント案内

本日三日目(最終日)なので、まだ終了していないのですが印象をつらつらと。バイオ産業全体を対象としている本カンファレンスは、スケールがとにかくでかく、臨床試験関係以外のトピックが大半を占めています。業界毎にブースの配置を整理する等のことはまちまちで、すぐ近くの展示で鉄パイプを精密に切断する機械のデモが行われていたり、少し歩くと培養タンクの実物が普通に展示されていたりと、間違った学会に迷い込んじゃったかなと思えます。また、当然なことなのですが、日本にもローカルな製薬企業やCROが居るように、韓国でもこういった企業があるわけです。ある程度は業界の仕組みを理解できている日本での出展と違い、他の来場者と話すと「こういう商いもあるんだな~」、と大変勉強になります。

現時点での来場者の印象を一言で表すと「ハングリー」です。うちには韓国語を話すスタッフが一人も居ませんが、英語力の長けている方も、そうでない方も、バンバン質問してきますし、活発な議論が行えます。臨床試験って何?というところから入る学生さんも多かったのですが、限られたボキャブラリーの中で出来るだけの情報を収集しようとします。「ちょっと話良いですか?」とブース内の丸テーブルを指さす方も多いです。これを考えてか、各出展企業のブースの作りも、話し合いのスペースを広めに設けているような配置が目立ちました。日本の学会とは少々空気が異なります…韓国語が飛び交うからじゃなくて、ですよ。

また、毎日、各出展者の成果に関するデータを収集するためのフォームが(お餅とケーキの中間としか表現のしようがない御菓子の差し入れとセットで)配られます。時間になるとカンファレンスのスタッフが回収しに展示を訪れるのですが、書き忘れていたら「書いて下さい!(改修するのが)私の仕事なのです!」と押しが強い。フォームの内容は、ミーティングの数であったり、取り交わした合意や契約の数であったりなのですが、その場で契約をする企業ってそんなに居るのかな?と少々首をかしげながら記入していました。あまり役に立つ情報は記入できないままフォームが回収されてしまいました。

う~ん、それにしても韓国語が話せた方が良いな~というシチュエーションが多々。専門用語は一緒なことが多く、英語からの外来語はもちろん、漢語も日本のそれと韓国語のそれとでどのように発音が違っているのか理解すれば意外に聞き取れるものです。単語だけは…

 

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