「第16回CRCと臨床試験のあり方を考える会議 2016 IN 大宮」出展のご報告

イベント案内

ばたばたしてしまい、報告がかなり遅れてしまいましたが、「第16回CRCと臨床試験のあり方を考える会議 2016 IN 大宮」に出展して参りました。二度と無いだろうと思っていたボッチ展示でしたが、皆様に支えられながら、ヘトヘトになりながらも大変な充実感でした。今回は、アカデミアがメインとの思いから、Promasysのパンフレットを7.3仕様にアップデートおよび大幅な書き直しをし、iPad Miniを二台引っさげて挑みました。

締め切り間近のパンフレットの状態…結局ここから結構手を加えることに

締め切り間近のパンフレットの状態…結局ここから結構手を加えることに

ピッ!

今回大変な反響を頂いたのが、Promasys iPadアプリの「ピッ!」として「スーッ!」と目的の被験者やデータ項目へ飛ぶ、「バーコード読み取り機能」です。展示会場ではLTE通信のみ、地下であるためアンテナも5本中3本のみ、そして人であふれかえる展示会場では回線が混雑するという状況の中で少々不安でしたら、9割方上手くいきました。たまにラグってしまい、せっかく見に来ていただいた方々を待たせることになってしまいましたが、ラグってもフリーズせずにしばらくすると必ず応答が帰ってくるという意味ではストレステストにもなりました。

尚、この機能はBluetooth接続のバーコードスキャナーを使うのがもっとも快適ですが、スキャナーにiPadのカメラを代用することでもOKというのがミソです。切羽詰まった状況でBluetoothスキャナーのバッテリーが切れてしまってもなんとかなります。もちろん、最初からiPadのカメラだけで良いのではという方もいるかも知れませんが、採血管のラベルなどの細かいものはカメラだと少々スキャンがややこしいかも知れません。

気になるプライスより重要なところ

一通り説明を終えると、当然価格設定を皆さん気にされます。アカデミア&早期臨床向けを謳っているから余計にそうなのでしょう。これが、辛いところ、数字の一人歩きという問題があるので、正確な金額は機密保持が前提になってしまいます。一応釈明しておきますが、これを「客によって値段をころころ変えている」と捉えられてしまうことがありますが、それはそれで米国の監査に突かれますので、機械的な算出が原則です。

さてさて、価格設定も関心事ですが、正直個人的にもっと関心を向けて欲しいのは、「うちは人員をどのくらい割けば良いのか」というところです。システムの導入というのは、今までのやり方を変えるということを意味することがほとんど。そのため、基本的に痛みを伴うものだと考えております。使える様になるまで、今のやり方を続けつつ、システムの運用を検証しつつ、どの様なペースで旧来のやり方から移行をするのか…頭が痛くなることばかりです。

今回の様な、臨床現場の方々が多く集まる場では、こういった議論が大変捗ります。来場者との意見交換の中で、自分が「導入のセオリー」としていたことが通用しないシチュエーションについて学んだり、「こうしたら良いのに」という自分の中での最適解が何故実現困難なのか…そういったことを整理して、はじめて、「じゃ、このシチュエーションでのザ・適正ってどんな感じかな」と言うところに辿り着くのだと思います。と、ものすごく当たり前なことを書いていて読み返してみると恥ずかしいですが、大事なことです。この原則を大事にしていると、私自身例えばPromasysが最適解である自信が持てない場合は、「○○社さんの製品は○○ができて○○なので、そちらも検討してみては?」と提案する勇気も持てます。

初日は今までで一番忙しい企業展示

CRCあり方会議は今回初参加・初出展となりましたが、今回の企業展示の初日は、猫の手も借りたいくらい、自分が記憶している中で一番忙しかったです。他の学会ですとパターン的に来場者の「波」がセッションの合間ですとか、コーヒーブレイク中ですとかに集中することが多いのですが、今回は絶え間なく来場者がブースに立ちよってくれました。後半、明らかに滑舌が悪くなっている自分に気付きつつも…大変有意義な時間が過ごせたと感じております。お立ち寄りいただいた皆さん、本当にありがとうございました。

そして次の企業展示に向けて、課題の整理と準備を淡々と行って参ります。

ほぼ飲み会のネタアイテムですが、ロゴの発色はピカイチでした

ほぼ飲み会のネタアイテムですが、ロゴの発色はピカイチでした

 

 

 

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