2016年6月2日~3日の二日間、「2016 CDISC Japan Interchange」にてOmniComm Systemsが出展いたしました。直近2回の出展が諸事情により単身での出展だったのに対して、今回はスタッフ3名でしたので、ご来場いただいた皆様への対応も少しばかり余裕が持てました。
ワンタッチSDTM
さて、今回のメインは当然、TrialMasterのSDTMツールでした。このツールの趣旨をざっくり説明しますと、従来は、データ固定後に行われるSDTMマッピングを、前倒ししてEDCの構築と平行して行おうというものです。最短で、EDCのデザインのフィックスと同時にマッピング作業も完了し、以後は試験データ入力中のいかなるタイミングにおいてもSDTMデータセットが出力できる、と言うものです。尚、今SDTMがホットな話題であるため、よく「TrialMasterのSDTMツール!」と紹介させていただいておりますが、SDTM出力は一側面(一つの応用)のみで、データの単純出力、加工後出力、読み替え、複合変数の作成、等々、様々なことが可能です。詳しくは、OmniComm Systemsのサイトより資料のダウンロード、またはメール・電話でお問い合わせ下さい。
活発な意見交換
ディスカッションの時間はコーヒーブレイクに集中しがちですが、今回の会合の性質上、大変濃い意見交換ができたと感じています。デモンストレーションも、当然SDTMツールに集中しますし、質問内容もテクニカルなものが多かったので、操作している側にとっても大変勉強になりました。主にアカデミアでの利用を意識したPromasysがEDCとして特殊である様に、TrialMasterのSDTMへのアプローチもまた特殊(独特?)です。説明をする際に、「出力後の導出はできるのですか?」と聞かれて、「導出…」と返してしまったこともありました(TrialMasterでは導出が出力時に行われるので、一瞬何を聞かれているのか理解が追いつかなかった)。特殊な環境で少しずつ蓄積されていくSDTMデータセット生成の知識が如何に偏ったものであるか、と言うことも痛感しました。
次回は…
国内の出展が決定しているものは、11月のDIAです。カレンダーを見るとずいぶんと開いてしまいますが、その間に今回準備時間の不足のため断念したいくつかのことをしっかりとやっておきたいと思います。なお、今回新たにラインアップしましたマカロン型の付箋は、感触が肉球に近い(当社調べ)ことで大変好評頂いておりますので、次回お立ち寄りの際には是非お持ち帰りください。
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