一週間の関西ロードショーが終了し、東京(千葉か)への帰路。ショッキングなニュースから嬉しい知らせ、踏み込んだ議論とお褒めの言葉、笑いと大笑いありの濃い一週間でした。私の役割は、基本的には製品説明(デモンストレーション)なのだが、何度「同じ」デモンストレーションをしても、毎回緊張してしまい、手は汗ばんでハンカチが欠かせないです。企業治験向けEDCの製品紹介だが、英語と日本語含めると50回くらいはデモをしているのかな?
程度の差はあれど、デモは毎回違う
「同じ」デモンストレーションと言っても、毎回同じと言うことはもちろん無い。あるときは1時間半かけてゆっくりと、またあるときは20分程度の「おさらい」コース、またあるときはメインのEDC以外のツールについて掘り下げて説明をする、等々。聞き手の表情を見ながら、説明のペースを変えたり、手を動かしながら説明を続けるのか、いったん手を止めて説明をする、それぞれが使い分けられるようになってくると、意外に奥が深いことに気づかされる。
ベースにある目的は「製品紹介」だが、それだけ淡々とやっていてもあまり面白くなく、やっぱりせっかく時間を作って聞いてもらっているのだから、「いい話だな~」じゃないけど、何かしら届いてほしい。実体験に基づく補足を入れたり、DB構築あるある話を入れたり、インターフェイスのイケていない部分は正直に認めたり。ある意味「アーノルドはわかっている子」アピールかも知れないが、聞き手も(一般的に室温が高いオフィスビルの会議室では特に)集中力との戦いなので、こういう工夫は最終的に「製品紹介」という目的にもプラスに働く。
質問してほしい!
どんなサラリー(ウー)マン戦士でも、お疲れの時に1時間のデモンストレーションを聞くのはなかなか辛く、こっくりこっくりしてしまう。一方、デモをしている本人は、寝落ちすることはまず無い。当然、しゃべっているから寝ようが無い。脳を使わなければ省エネモードになりたがるのだろうか、おとなしく聞いてくれるオーディエンスほど、寝落ち率は高い。なので、話のフローを遮ったら悪い等と遠慮せずに、極力質問をしてほしいと願う。オーディエンスの中の一人でも質問してくれれば、他の人も質問しやすい空気が生まれる。そして、質問はプレゼンターの「脳内よくある質問集」にどんどん蓄積されていき、プレゼンターのスキルアップにもつながるので大変嬉しい。
これからも日々精進
苦労自慢のつもりは無いが、デモってベースは同じであってもやっぱり定期的にメンテナンスしていないと話のペースがグダグダになる。なのでデモの前には、必ず復習をして、オーディエンスにあわせて、質問されそうなことをあらかじめ準備しておく。それと平行して、次期バージョン等に実装予定の機能についても確認して、必要に応じて答えられるようにする。デモの時に即答が出来なかったことは、持ち帰って開発部隊と協議する。板に付いてきた1~2時間程度のデモンストレーションでも、単発の場合は準備とアフターケアでなんだかんだ8時間くらいの業務になる…
次回のデモは、いつ頃かな~
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