「超」が付くほど久しぶりな起稿になってしまいました。しかもかなりあっさり目です(笑)。仕事がおかげさまで途絶えることなく、いわゆる嬉しい悲鳴なのですが、それに伴いスタッフさんの業務も多様化していき、「指導と実働」のバランスに悩む日々です。そんな今日は、サンタさんのお話です。是非、右上の各種ボタンから、シュアしていただけると嬉しいです。
ミラのニコラオス…誰?
さて、一部の方々には常識なのかもわかりませんが、サンタクロースの起源となるのは、こちらの方です!
(一応諸説あるので「ほぼ間違いなく」と添えるべきかもしれませんが…)
無実の罪に問われた三人を救う場面…とのことですが、ニコラオス聖人は生前カトリック教会の司教でした。三人の娘を売春に出そうとしていた世帯にお金を送ってこれを阻止したり、殺害され漬け物にされていた子供を蘇らせたりと言う伝説がありますが、そんなことからか長らく子供の「守り神」的な立ち位置となっておりました。
シンテクラース祭
オランダとベルギーはじめ、一部の国々では彼の命日(12月6日)に、子供にオモチャやお菓子などのプレゼントを贈る風習があります。子供達の間でシンテクラース(オランダ語;英語のカタカナ読みだとセイント・ニコラス)と親しまれ、他の国の子供達が12月25日のサンタクロースの来訪を心待ちにするのと同じように、イブはドキドキして眠れないものです。ちなみに「ミラ」というのは、現代のトルコあたりになるのですが、その関係でオランダではシンテクラースはトルコから来た、ということになっています。
なお、オランダの一部の世帯では、12月6日にシンテクラースが、そして12月25日にサンタさんがそれぞれ来訪するらしいのですが…ホワイト・クリスマスとか言いますが、2回も来させるなんてハッキリ言ってブラックも良いところです。
ニュー・アムステルダムのサンタクロース
アメリカ大陸がまだまだ未開の地だったころ、オランダが今のニューヨークがある場所に「ニューアムステルダム」という市を持っていました。俗に言う植民地ですね。このときにシンテクラース祭がアメリカ大陸に渡ったと考えられ、セイント・ニコラス⇒サンタクロースという名前に変わっていったのだと考えられています。何故、自分の命日ではなく、クリスマスに来るようになってしまったのかは…大人の事情ということでお察し下さい。
ともあれ、サンタさんの命日に、たまに彼のことを思い出してもらえれば幸いに思います。
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